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TechCrunch DISRUPT2023 出展レポート

Disrupt 2023
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Beatrust は 2020 年の創業時からグローバルマーケットで展開するサービスを開発してきました。今回 JETRO による「DISRUPT コース」に採択され、サンフランシスコの Moscone West で 9/19-21 に開催された ”TechCrunch DISRUPT 2023” に出展してきましたので、そちらのレポートをお届けします。

<目次>
・TechCrunch DISRUPT 2023とは?
・出展させていただいた感想
  ・今年のトレンド
  ・各国政府の支援による出展増加
  ・シードスタートアップの祭典のニーズの変化
・JETRO の DISRUPT コース
  ・メンタリングとネットワーキング
  ・”Don’t ask money but advice”

TechCrunch DISRUPT 2023 とは?

TechCrunch DISRUPT は起業家・投資家・技術者などおよそ 1 万人のスタートアップ関係者が集う注目度の高いカンファレンスです。「スタートアップの登竜門」と評されるこのカンファレンスに JAPAN Pavilion が設置され、日本からは Beatrust を含め 10 社のスタートアップが出展しました。

ブース会場の様子
パネルディスカッションの様子
参加した企業名が記入されています、Beatrustはどこにあるでしょう…?見つけてみてください!

出展させていただいた感想

今年のトレンド

今年のトレンドは圧倒的に AI や宇宙をテーマにしたブースやセッション。ロールアップバナーなどにも「 AI powered」 と表示しているブースであふれていました。一方で、隆盛を極めていた SaaS に関するブースは縮小傾向、またセッションとしてもさほど多くなかったと感じました。ただもともと TechCrunch は シード期のスタートアップをメインにしたカンファレンスであり、専門性の高いテーマではなく常に汎用性の高いテーマが採用されていました。(2021 年は「 NFT と Web 3.0」、2022 年は「メタバース」でした)そういう意味では「今、何が一番注目されていて儲かりそうか」という観点でトレンドが選ばれているように感じました。AI の加熱具合に冷静なコメントをするスピーカーもいましたが、ChatGPT を始めとする生成 AI の波は大きく、最も盛り上がっているテーマであることは確実でした。 ユニークなブースではサステナビリティに関連したブース、地球に優しいマテリアルを開発しているスタートアップのブース、カーボンニュートラルなどのテクノロジーを展示しているブースも見られました。

各国政府の支援による出展増加

今回展示をしてみて特徴的だと感じたのは、各国の支援を受けたブースが多く見られたことです。 例えばパキスタン、アゼルバイジャン、モルドバ、ポーランド、ウクライナといった中東や東欧の国々も積極的にブース展開をしていました。日本と同じく政府の支援を受けて出展しており、一部は米国政府からの補助を受けて出展しているところもあるとのことでした。スタートアップが外交戦略の一つとして捉えられているところもユニークに感じる部分でした。また政府系のブースではアイルランドや香港などの政府が出展し、外資の大企業を誘致しており、各国それぞれの戦略を感じました。

シードスタートアップの祭典のニーズ変化

DISRUPT に限った話ではないですが、こうしたスタートアップ向けの大規模カンファレンスのニーズが変化していると感じました。これは日本でも同様だと思いますが、シード初期のスタートアップは課題や必要な情報が共通していますが、資金調達を終えてビジネスが走り出してくると各企業の目標や業界・共通言語が異なってきます。今回、日本から参加した 10 社も、コンシューマー向けのサービス、大企業向け、中小企業向け、と狙いや業界は全く異なっていました。参加者の話を聞くと、現地ですでにある程度の実績を出しているスタートアップはほとんどこの展示会には参加していないということでした。共通性の高いトピックに関してはすでにネットでも多くの記事が溢れている現代において、わざわざオフラインで展示会を実施する意義も少しずつ変化しているのではないかと感じました。Beatrust としてはさまざまな投資家や企業の方とお話ができとても有益であった一方で、段階の進んだスタートアップは実際の事業会社の担当者が訪れる業界カットの展示会に出展を求めていくなど、日本から出展する場合でもどんどん専門性の高いイベントやカンファレンスに出展していくことの必要性を感じました。

3 日間で延べ 100 名以上の方にブースへ足を運んでいただきました

JETRO のDISRUPT コースについて

また今回の展示会に合わせて、JETRO 主催で起業家の育成を目的とした 2 日間の Bootcamp も実施されました。JETRO サポートのもと、世界経済フォーラムでの英語ピッチやネットワーキングのスキルの習得、多くのメンターや現地のエコシステムに詳しい専門家と話をすることができました。ここからはその中で得た知見を共有します。

TechCrunchでのプレゼンに向けたBootcampの様子
メンタリングとネットワーキング

まず特筆すべきなのが、メンタリング文化です。アメリカでは成功した人や専門家が、起業家に対してアドバイスをすることが非常に重要だと考えられています。特にシリコンバレーは、世界にイノベーションを起こしたいという共通の価値観を持った人間が集まっている特殊な場所です。シリコンバレーでは年齢や国籍に関係なく、新しいイノベーションやビジネスに対しての意見交換やメンタリングが日常化しています。サンフランシスコでもカフェに入るといたるところで投資家と起業家、あるいはメンターとスタートアップ経営者などの会話が耳に入ってきました。特にコネクションやコミュニティになかなか入れていない日本のスタートアップは、こうしたアクセラレータープログラムを通じて現地のメンターと深い関係を築くことが重要です。

「もしあなたが日本から一人でアメリカに来て、市場開拓をしようと思ったらまず何をしますか?」という質問を、何名かの現地の起業家やメンターに尋ねました。彼らの多くの答えは、

「メンターのネットワークやアクセラレータープログラムに入る」
「現地のコネクションをそれらのコミュニケーションを通じて自分の信頼で勝ち取っていく」
「自分が動けば受け入れてくれるメンターやアドバイザーは見つかる」

といったものでした。英語力やバックグラウンドに関係なく、積極的に関係を作っていこうとする姿勢を受け入れる環境があることがシリコンバレーの最大の強みであると肌で感じました。

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