自己紹介が上手い人が心がけている3つのポイント〜具体的な情報を盛り込んで相手の興味を惹きつけよう!〜
皆様こんにちは!この春、入社や転職、異動など働く環境が大きく変化した方も多かったのではないでしょうか。そして多くの方が自己紹介をきっかけに、新たに出会うメンバーとコミュニケーションをスタートされたと思います。今回は、どんな自己紹介が周りからの興味を惹くのか、Beatrust ユーザーへのインタビューやデータから分析しました。
目次
・相手の興味を惹きつける方の自己紹介の特徴・考察
・見本例(自己紹介文)
・まとめ
ビートラストは累積 3万人 を超えるユーザーの皆さまに「タグ」を使って自身あるいは同僚のスキルや強み、特技、興味関心などを可視化、検索、マッチングできるプラットフォームをご利用いただいています。中でも Beatrust People は一人ずつこのようなプロフィールページを作成し、組織内で自由にお互いを検索できるようになっています。
今回はユーザーインタビューなどを通じて判明した、人の興味を惹きつけていたり、周りからも参考にされている方の自己紹介の特徴やポイントを紹介します。
相手の興味を惹きつける方の自己紹介の特徴・考察
周りからも参考にされている方の自己紹介の特徴は
①パーソナル情報について(入社年次や生年月日、趣味や家族構成、ゆかりのある土地)
②仕事について(現在の職務内容、経験してきたこと)
③職場で貢献できそうなこと(自分の強み、得意なこと)
この3つを中心に構成されていました。
①パーソナル情報について(入社年次や生年月日、趣味や家族構成、ゆかりのある土地)
共通点があると覚えてもらいやすかったり会話のきっかけになるため、パーソナルな情報も積極的にオープンにしている方が多くみられました。特に、お子さんやペットの話、自分の地元や滞在したことのあるゆかりのある土地などは共通点があると親近感を抱くようです。また趣味を話す時も「サッカーが好きです」だけではなく、「 Jリーグ のXXを応援しています」「海外サッカーが好きで、現地で試合を見ることが夢です」などより具体的な内容も盛り込まれている方が多くいらっしゃいました。丁寧にプロフィールを記入されている方だと、「相談しやすそう」「コミュニケーションをとるのが上手な方なのだろう」という人柄も垣間見ることもできます。覚えてもらいたい、同じ共通点のある人とぜひ繋がりたい、という時には一歩踏み込んだ内容を盛り込むことも一つの手段になりますね。
②仕事について(現在の職務内容、経験してきたこと)
そして、現在の職務内容や今まで経験してきたことも丁寧に書いている方は参考にされるケースが多かったです。所属している期間や肩書き、担当していたサービスや商品、研究内容を伝えることで、端的に、何を行っているか(経験してきたか)イメージしやすい内容になっていました。たとえば「営業をやっていました」よりも「社員数を多く抱える小売業界の店舗の皆様に、デジタルツールの活用を推進していくための提案型の営業経験を 10年 ほどやっていました」の方が具体的にその人の経験がイメージしやすいですよね。
③職場で貢献できそうなこと(自分の強み、得意なこと)
周りの人に貢献できそうな情報を含めていることが、興味を惹きつけるプロフィールの最大の特徴です。
「XX業界を長く担当していたので、業界動向やキーパーソンの情報など気になることがあれば気軽に声をかけてください」
「XXの資格・論文やデータを持っています」
「美味しい洋食屋さんをチェックしているので、お店選びはお任せください!笑」
など、自分の得意なことや周りに貢献できることを含めておくと、自己紹介の充実度も引き上がり、第一印象も好印象と映るようです。新入社員の方などは「XXの資格取得に向けて勉強中です」など頑張っていることや目標を入力していました。「XXの際は聞いてください」と自分からオープンになることでなにかあった際に誰かが聞こうとするハードルを下げることができますね。
「類似性の法則」ともいわれますが、自分と共通点のある相手に好印象を抱きやすいことを踏まえておくと、相手に応じて話題を変えてみるなどさらに応用することもできます。社内コミュニケーションだけでなく、マーケティングや営業シーン、プライベートの場面でも試してみるのも良さそうです。
参考記事:SBSマーケティング 共通点を見つければ好感度を上げやすい!?「類似性の法則」
ユーザーインタビューの結果も踏まえた考察です。自己紹介の場面や時間の長さによって、さらに情報を付け加えたり逆に割愛するなど調整はされていると思いますが、自分の情報をしっかりオープンにしている方のプロフィールが好感を持たれているようです。また役員や部長など役職者のプロフィールは担当者層と比べても2倍以上、閲覧されていました。役職者の方ほど、より見られているため自己紹介にも力を入れておくと周囲からの好印象に繋がりそうです。
また、ビートラストでは毎年エイプリルフール企画として Beatrust を楽しみながらご利用いただける企画を開催しています。今年は「 BIG+1 」というもので、タグに付けられたいいね数によってタグサイズが変化するイベントを実施していました。(イベントの詳細はこちらをご覧ください)
このイベントでは「ゴルフ」「アニメ」「キャンプ」といったタグにいいねが集まっていたり、社内のプロジェクト名をタグとしてつけている方も多くいらっしました。直近ではこのような話題にしてみるといいかもしれません。
見本例(自己紹介文)
あくまで一例ですが、3つ のポイントを抑えるとこのような自己紹介になります。以下は見本例のため架空の人物のものです。
例1
2015年 入社。大阪府枚方市出身、妻とX才の息子とXX市に住んでいます。趣味はサイクリングとカメラで、学生のころは本州の北から南まで旅行しながらサイクリングしていました。現在は経営企画部で、新規ビジネスの開拓に取り組んでいます。スタートアップ支援や大学など教育機関との共同研究支援を主に担当しています。面白い商品やサービスに取り組んでいるスタートアップや大学などがあれば、分野を問わずお知らせください!以前は、XX部に 5年 在籍していたので商品についてであれば、大体お答えできるか、もしくは答えられそうな方を紹介できると思います。Teams でもメールでも遠慮なく連絡してください。社内イベントや懇親会での写真撮影の声がけもお待ちしています!笑
例2
2024年 新卒入社。宮城県仙台市出身。就職のタイミングで東京に引っ越してきました。休みの日はカフェめぐりをしながら、東京の位置関係や路線を覚えています。学生のころはバンドを組んでいて、ドラムを担当していました。社会人になっても音楽を続けたいなと思っています。音楽好きの方と情報交換できたら嬉しいです!法人営業部首都圏グループに配属になりました。目の前の仕事を一つひとつ丁寧に取り組んでいき、まずはXXの資格取得と TOEIC のスコアを伸ばすのが目標です。よろしくお願いします!
・まとめ
ユーザへのインタビューやデータからも、自分の情報をしっかりオープンにしている方のプロフィールが好感を持ってもらえる、ということが分かりました。自己紹介の目的の一つとして、自分を知ってもらうだけではなく、「その後の会話」にいかに続いていくか、そのきっかけを与えることができるかも重要な要素になっていると感じます。もちろん社外の方との打ち合わせなどで、自分のパーソナルな情報ばかりお話できない場面もあるかもしれませんが、思わぬ共通点をきっかけに話が弾んだり、相手に名前を覚えてもらいやすくなったりもします。ぜひ自己紹介の時には、共通点になりそうな話題をいくつか盛り込んでおけるといいですね。自己紹介があまり得意ではない、という方は具体的なプロフィールも参考にしていただきながらお役に立てれば嬉しいです。
ここまでご覧いただきありがとうございました。私たちメンバーに興味をお持ちいただいた方は Beatrust on note もご覧ください。それでは次回の記事もお楽しみに!
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