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大手保険会社からスタートアップへのレンタル移籍

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こんにちは!Beatrust で PR/CS を担当している Sakura Yagi (八木さくら)です。

私はレンタル移籍という制度を使って、2023年7月 から住友生命→ Beatrust で働いています。

今回は

・レンタル移籍の制度について

・Beatrust で実際の仕事内容、そこから学んでいること

を中心にまとめました。レンタル移籍に関わる方からのコメントもあるのでぜひ最後までご覧ください!

自己紹介

2018年に住友生命に新卒で入社。支社拠点での事務、金融機関への代理店営業を合計5年経験。その後、社内公募の一環であるレンタル移籍制度で Beatrust に PR担当 として入社。現在は CS (カスタマーサクセス)も兼任。

そもそもレンタル移籍とは?

レンタル移籍という制度を耳にされたことはありますか?レンタル移籍とは、大企業の人材が 12か月 程度ベンチャー企業で働き、価値創造や事業開発に取り組む仕組みです。導入企業数 74社、移籍者数 293名( 2024年1月1日 時点)※ローンディール社の HP より引用。

在籍する企業と実際に働くベンチャー企業間には資本関係はなく、移籍者自ら受け入れ先のベンチャー企業を探していきます。移籍中には、メンターとして伴走してくださる方(大企業や移籍先のベンチャー企業と関係ないものの、大企業・ベンチャー企業の両方に知識や経験が豊富な方)に 1対1 でサポートしていただきます。

レンタル移籍にチャレンジした理由

・社外の方とお仕事で関わっていく中で、金融業界にとどまらず、広い視点を養いたいと思ったため

・新しい環境にチャレンジすることで、自分のキャリアの可能性を広げたいと思ったため

この 2点 が理由でした。

直近の業務では、銀行向けの保険営業を行う代理店営業部に所属していました。銀行や他の保険会社の方と関わる中で「金融業界全体がどう動いているのか?」「社外から見ると住友生命はどうみられているのか?」と、外部の視点に立って自社を考える機会がとても多くありました。会社が強化している分野の可能性を実感する一方で、世間やマーケットから、会社がどのようにみられているのか、ビジネス全体が今後どのように変化していくか、より自分の目で見たいと考えるようになりました。そして社内公募に応募し、ローンディール社にサポートいただきながら、自己分析やベンチャー企業研究を行い、Beatrust に受け入れが決まりました。

Beatrust は企業内コミュニケーションの活性化やイノベーション創出、風土改革に取り組む企業様をサポートする「タレントコラボレーション・プラットフォーム」を提供し、現在では 3万人 をこえるユーザー様にご利用いただいております。

なぜ Beatrust に移籍したのか? 

① Beatrust がまさに自分の会社の中で使えたらいいな!と感じた

②ビジョンへの共感

③今まで出会ったことのないメンバーと一緒に働いてみたい

この3つが理由でした。少し詳細にお話しします。

①「Beatrustが社内で使えたらいいな!」と感じたことについて

私は入社 3年目、2020年 のコロナ禍で地方拠点から東京本社への異動を経験しました。コロナが流行し始めた直後で、部署のみなさんと対面でコミュニケーションをとる機会もほとんどなく、部署にどんなメンバーがいるのか、誰に何を聞いたらすぐに業務課題が解決するのか分からない場面に直面しました。また入社 3年目で、社内人脈や本社の雰囲気などまだまだ分からないことだらけで、今振り返ると「あの時にこれができていればもっと早く仕事に慣れることができたのではないか」と思うこともたくさんありました。この実体験があるなか、Beatrust のビジョンやプロダクトを知った時に、まさに「Beatrustがあったら解決できたのではないか?」と思いました。もし Beatrust があれば、部署内にどんなメンバーがいるのか検索し、仕事面だけでなく、人柄も含めて理解することができます。当時抱えていたコミュニケーション上の課題もクリアになり、仕事や雰囲気に早く馴染むことができるだろうと感じました。また、必要であれば先輩社員に 1on1 を申し込んだり、他の営業チームの取り組む情報を取りに行ったり、キャリアの参考となるロールモデルを見つけることにも役立つだろうと感じました。異動が多く、新たな仕事や雰囲気に慣れなければならない方、社内コミュニケーションに課題を感じている方に Beatrust を届けたい、そう思ったことが最大の理由でした。

②ビジョンへの共感

実際に社員面談などでお話していく中で理解を深めていきました。現在 20代 ということを考えると、これから 40年50年 と働いていかなければなりません。40年50年 先を考えた時に、現状と同じ社会・経済環境であるとは考えにくい。会社に依存する形ではなく、個人で着実に力をつけたほうがいいだろうと漠然とイメージはもっていました。ビジョンである「誰もが最高の自分を実現できる世界をつくる」は、個人に焦点を当てており、会社の進む方向と自分のやりたいこと(個人が力をつける環境をつくりたい)が実現できる場だと感じました。

③今まで出会ったことのないメンバーと一緒に働いてみたい

学生生活でも社会人生活でも、あまり経験したことのない環境がとても刺激的だと感じました。

具体的には

・社員数は約30名、様々なバックグラウンド(業界、文化、国籍)が集まるメンバー構成

・CEO、エンジニア、デザイナーなど、今まで近くで仕事をする機会のなかったメンバーとの距離の近さ

・英語でコミュニケーションしながら仕事をすること などです。

英語でのコミュニケーションについては、翻訳ソフトも使いながらのコミュニケーションのため、もっと自分でクイックにコミュニケーションが取れるよう、スキルを伸ばしていかなければいけません。周囲のメンバーから教えてもらったり、オンライン英会話レッスンを継続したり、と日々奮闘しています。

(Beatrust のメンバーとの集合写真)
移籍先の仕事は?

現在、PR広報とCS(カスタマーサクセス)を兼任しています。社外にBeatrustの目指している姿や取り組み、導入いただいているお客様の事例や変化を発信し、ファンを増やしていくことがPR広報の役割です。PR広報については、何かを販売して代金を得ることはないものの、社外の方とコミュニケーションをとりながらお互いの共通点を見つけていくので、営業と共通点の多い分野だと感じています。

CSとしては、ユーザー様向けの初回説明会や日々のサポートを担当させていただいています。ユーザーの皆様とコミュニケーションをとっていくことで、お客様が何を求めているのか探りながら、全く想像もつかなかった考えや、使い方に出会うことができるとても刺激のある分野です。実際のユーザーの皆さまに Beatrust を使っていただくことで、「仕事がしやすくなった」「社内の人と新たな繋がりができて役に立った」など、変化もお伺いしながら価値を感じていただける場面を増やしていくことが目標です。

移籍して半年経った感想

あくまで私個人の感想ですが、レンタル移籍期間が半年ではなく、1年間で本当によかった!というのが率直な意見です。会社の雰囲気や働き方に慣れるという面では比較的早く適応できたかなと思いますが、仕事を進めるとなると全く思考回路が異なり、苦戦した時期もありました。

今まで(保険会社)は、与えられた目標をどのように達成していくか、どう効率的に達成するか、という思考回路でした。しかしスタートアップでは、会社のビジョンやミッションはあるものの、それを達成するためにいつまでに、何を、どうするのか、というのは自分で決めていかなければなりません。また、リソースや時間が限られている中で周りのメンバーに協力してもらうためには、目的や自分の意思(何のためにやるのか、なぜやりたいのか)をはっきり伝えて理解、協力してもらう必要があります。保険会社では、長く積み上げられてきた会社の文化もあり、多くのメンバーとある程度共通認識がある上でコミュニケーションをとっていましたが、その時とは全く異なる仕事の進め方、コミュニケーションでした。この違いは、半年での1番の経験、学びでした。

「企業とスタートアップ、どちらの方がいいの?」という質問もよく皆さんに聞かれます。両方、それぞれの良さがあることを実感している、というのが今の答えです。この答えは変わらないだろうなとも思います。ただ、どこで働こうと、会社の方針と自分のやりたいことがマッチしていることが、パフォーマンスを最大化させるためには必須であり、そういったメンバーが集まることが大きな成果を生み出す土壌でもあることは実感しています。

一方で、企業ならではのモノ・ヒト・カネ・情報の潤沢なリソースも実感しています。今までは企業名を伝えれば、お客さまへ連絡を取り次いでもらったり、情報交換したりスムーズに進めることができていました。これは当たり前のことではないと身をもって体感しています。多くの方に認知していただくまでの道のりの長さを想像すると、社会で実績や信頼を積み上げ続けてきたことへの敬意も感じますし、Beatrust の取り組みや考えを世間にもっと発信していかなければならないと気が引き締まります。

これからやりたいこと、目標

これはBeatrustの全社員に共通している思いですが、Beatrust を使えてよかった!と多くのユーザーの皆さまに感じていただきたいです。Beatrust は、特定の役職や部署にとどまらず、全社員の方をユーザー様としてご提供しています。もちろん業界や職務担当によって、使い方や価値を感じていただける場面は異なると思いますが、Beatrust をとことん使い倒していただきたいです。そのヒントとなればいいな、という思いをこめて PR×CS としてユーザーの皆さんの一つひとつの体験談を伺い、発信することにも取り組んでいきます。

関係者からのコメント

・住友生命 人事部

住友生命保険相互会社では、職員に対して幅広い成長機会を提供するための各種人財公募を実施しており、その一つとしてベンチャー企業で経験を積む「社外職務チャレンジ制度」を行っています。八木さんにはベンチャー企業での経験を通して、主体性・アイデア創出力・行動力・スピード感・社外コミュニケーション力等の向上を図るとともに、学んだことを自社に持ち帰り、組織風土や働き方改革を推進することを期待しています。

・ローンディール社 COO 楠原ジュンヘン氏 

ローンディールは、「大企業人材をベンチャー企業に「越境」させることで働く個人の覚醒と大企業の人材育成・組織変革を促進したいと考えています。八木さんは移籍前半6ヶ月の中で様々な新しいことにチャレンジし、多くの経験を積んでいます。その中でどんな環境においても自律的にプロジェクトを遂行する力、挑戦し続けるマインドを身につけ、大企業の事業を牽引する人材になっていただきたいと願っています。

・担当いただいているメンター

 株式会社TEKION Group CEO / CyberneX CSO 泉水 亮介氏

レンタル移籍におけるメンターの役割は、限られた移籍期間の中で移籍者の内省を促進し、より多くの学びと実績を持ち帰っていただくことです。加えて、特に大企業とスタートアップのカルチャーの違いから来る障害を早期に取り除き、スムーズに移籍先の仲間として迎えていただけることにすることも大切だと考えています。私自身の大企業⇛スタートアップの経験も含めて、より多くのことを八木さんにお伝えできるようサポートしていきます。

いかがでしたでしょうか?今回は企業からスタートアップへのレンタル移籍体験談でした。この記事を通して Beatrust の考え方や社員の様子などを皆さまにお届けできていれば幸いです。これからも読者の皆さまのお役に立てるような情報や興味をお持ちいただけるような記事を更新していきますので、是非覗いてみてください。次回の投稿もお楽しみに!

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