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「個」の出会いが組織を変化させる。新しい時代のはたらき方とは?

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タレントコラボレーション

皆様こんにちは!コロナ禍を経て、仕事やはたらき方に関する考え方が大きく変化しているこの時代。皆様はどのように捉えているでしょうか。今回は米国ギャラップ社のエンゲージメントレポートや具体的な事例を交えながら、新しい時代のはたらき方について紹介させていただきます。現在のご自身のはたらき方を考えるきっかけやヒントになれば幸いです。

「タレント」の定義とは?

タレントと聞いて皆様は何を思い浮かべますか?日本では自分の個性を生かしてテレビやラジオなどに出演している有名人、というイメージが強いですね。しかし、最近この「タレント」という言葉がビジネス界隈でもよく用いられるようになっています。 例)タレントマネジメント、タレントプール、など

ビジネス界隈で用いられるタレントにはどのような意味があるのでしょうか?

タレント(英:  talent )とは、才能、あるいは才能がある人を指す言葉で、ビジネスにおいては「人の持つ才能や知識、経験」を幅広く指す言葉です。

Beatrust 社が提唱する「タレントコラボレーション」

ビジネスの場面で最近利用シーンが増えてきた「タレント」という言葉ですが、なぜここまで注目されているのでしょうか。私たちはその理由の一つとして、時代の変化によってより「個」の意思や行動が尊重されるようになってきているからだと考えています。「大学卒業後、一流企業に就職できれば一生安泰」「会社が敷いたレール通りにキャリアを重ねていけば出世できる」といった時代でなくなってきたことは、各種メディアや書籍などで既に長年語られてきています。これからは自分自身が何をしたいのか、将来どうなっていたいのかを自発的に考え、力を蓄え、アクションに結びつけていかなければならない時代になっていくと考えられています。

「個」の意思や行動が尊重されるようになってきている時代を生き抜いていく鍵は「一人ひとりのもつタレント(=知識や経験)」であり、それらを融合(=コラボレーション)させることでさらなる価値が生み出されることだと考えており、これを Beatrust 社では「タレントコラボレーション(=才能や知識、経験の融合)」と呼んでいます。私たちが目指しているのは、組織に縛られることなく、各自がもつ才能や知識や経験が必要な時にすぐにつながることができる環境を作ることです。それによって現場の社員一人ひとりが自律的にコラボレーションすることで「日常業務における課題」が相互的に解決されていくと考えています。

例をあげてみると

・トラブルによる突発的な業務が発生してしまったが、以前面識のあった先輩社員に相談し、解決のアドバイスをもらうことができた

・「営業部内でのナレッジ共有を推進していこう」というプロジェクトが立ち上がった際に、他部署のメンバーを集めてディスカッションを実施したところ、良い施策が起案され実行にも結びつき、営業成果にも繋げることができた

・外部向けのイベント集客に苦労していたが、ちょうどその時期に中途入社してきたメンバーのかつての幅広い人脈が活用できることになり、集客につなげることができた

上記のような「自分ひとりでは解決しづらい課題を組織・部門を超えてコラボレーションすることで解決に導く」ということが弊社の提唱するタレントコラボレーションです。

日本では 85% の従業員がエンゲージメントを感じていない!? 

コラボレーションは社員エンゲージメント向上の鍵

2017年 に発表された米国ギャラップ社の調査によると、日本企業はエンゲージメントの高い「熱意あふれる社員」の割合が 6% と、米国の 32% と比べて大幅に低く、調査した 139カ国中132位 と最下位レベルだった、とインパクトのあるレポートもありました。また 2023年 に公開したレポート ”State of the Global Workplace” によると、85% の従業員が会社に対してエンゲージメントのない状態か、積極的にエンゲージメントを作らない状態にあるとされています。コロナによるワークスタイルの変化やそれに伴って会話や職場での人間関係を作るきっかけも減少してしまったことも影響しています。ただ一方で、従業員の半数以上が同僚とのやり取りによってモチベーションが向上するというレポート結果もあります。社内の同僚とのコミュニケーションやコラボレーションはエンゲージメント向上にもつながっています。本レポートは非常に興味深い内容になっているので、興味のある方はぜひご覧ください。

タレントコラボレーションの実現のために

社内で異なる能力を持った同僚同士が協業し合うと言われると当然のことではないかと思われるかもしれません。しかし、仕事をしていく上で疑問に思ったことや、どうしてよいかわからない課題が生まれた際に、誰に聞けば良いのかと迷ったり、聞きたくても聞きづらい空気感があると感じたことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか。そして特にそうした場面は、ルーティーンワークではなく、臨機応変な対応が求められる場面や、新しい業務を始める時が多いのではないでしょうか。

・忙しそうな上司や先輩に申し訳ない、と思いながらも思い切って相談してみたところ、自分の持っていない人脈やツテを辿り解決のサポートをしてもらえた(ただ解決までに時間がかかってしまった)

・アイデア出しの話し合いを行ったものの、いつも業務で一緒になるメンバーなので毎回同じような結論に達してしまう

・新しくチームに加わったメンバーの得意なことやバックグラウンドがよく分からず、どのようにサポートしたらいいのか分からない

・新しく加わったチームで、チームの雰囲気を早くつかみたいものの、リモートワークもありカジュアルなコミュニケーションが全く取れていないまま 1ヶ月、2ヶ月 と時間が過ぎてしまった。

「才能や知識、経験があるにもかかわらず」あるいは「必要としている人がいるにもかかわらず」埋没してしまい組織内で生かされていないタレントが、特に社員数を多く抱える大企業には多く眠っているのではないでしょうか。これから「個」の意思や行動が尊重される時代において、自らのタレント(スキルや経験・これまでの実績)を自覚し、有機的に同僚らとコラボレーションしていくことでさらに磨きをかけることができます。目の前の課題を自分1人で悩みながら時間をかけて解くのではなく、デジタル上ですぐに共有・発信し、適切なタレントを持っている人とマッチングし、これからの時代を生きていくビジネスパーソンの皆様を Beatrust を通してサポートさせていただきたいと思っています。

Beatrust を活用しタレントコラボレーションを実現した例

①ライオン株式会社

チームビルディングに悩みを持ったある社員が、社内に「チームビルディング」の経験やスキルがあるメンバーがいないかを Beatrust を通じて検索したところ、これまで面識はなかったが、チームビルディングを強みとする先輩社員を発見。
すぐに 1on1 ミーティングを申し込んだところ快諾いただき、その日のうちにアドバイスをもらうことができた

② AGC 株式会社

とある社員が「環境」をテーマにした社内向け講演会を主宰することになり、ゲストスピーカーを依頼するべき人物と繋がりが無く困っていた。Beatrust を使って、講演会のスピーカー候補を応募したところ、これまで全く知らなかった社内の方からアイデアが集まり、大学の高名な先生につないでいただくことができた。講演会も最大集客を達成。

③オムロン株式会社

新規事業部署に勤務する社員が、新規プロジェクトに向けて社内からメンバーを募りたいと思っていたが、各部署からのメンバー集めに苦慮していた。Beatrust を通じて社内にどのようなメンバーがいるのか検索すると同時に、 Beatrust Ask を活用して適切なスキルや経験をもつメンバーに向けて公募情報を発信。 集まった応募の中から 6名の適切なメンバーを選抜することができた

他にもタレントコラボレーションを実現した多くの事例がありますので、こちらをご覧ください。

まとめ

・タレントが持っている意味は「個」が持っている「才能や知識、経験」を幅広く指す言葉。

・「個」の意思や行動が尊重されるようになってきている時代を生き抜いていく鍵は「一人ひとりのもつタレント(=知識や経験)」であり、融合(=コラボレーション)させることでさらなる価値が生み出される。これをタレントコラボレーション(=才能や知識、経験の融合)と呼ぶ。

・タレントコラボレーションはエンゲージメント向上や日常業務の課題解決につながっている。

ここまでご覧いただきありがとうございました。私たちメンバーに興味をお持ちいただいた方は Beatrust on note もご覧ください。それでは次回の記事もお楽しみに!

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