本部を超えた人と人の “強いつながり” を作り、その先に新たなイノベーションを生み出したい。

ビートラスト株式会社は、「すべての出会いを最適化する」をミッションに、従業員同士の自律的で共創的なコラボレーションを促進するための SaaS プロダクト「Beatrust」を開発提供しています。創業以来 Beatrust は、人的資本の有効活用や組織風土改革に積極的に取り組んでおられる大手法人様を中心にご活用いただいてきましたが、このたび、その中で特にユニークでスケーラブルな取り組みを主導しておられる企業様(ユーザー様)を表彰し、世の中に広める取り組みの一環として、「Beatrust Award」を主催いたしました。 創設の背景には、そうしたチャレンジに日々取り組んでおられる方々に対する弊社からの「感謝と賞賛」を表明する意図と、取り組み内容の外部開示を通じて同じ課題意識を共有する別の企業様の良きモデルケースとなり、それを参考にして自社での取り組みを加速される企業様が一社でも多く世に生まれて欲しいとの願いが込められております。本記事では、その中の 1 部門「ストラテジー部門」を受賞された、KDDI 株式会社のコメントを受賞動画と共にお届けいたします。
Beatrust Award 2023(ストラテジー部門)の主旨。および受賞動画
【ストラテジー部門】は、導入推進・利用促進の手法観点での独自性や取り組み内容の意欲性の観点から最もモデルケースとしてふさわしい企業様をアワードする部門です。今回受賞された KDDI 株式会社様は、2021-22 年にかけて新たに設立された本部のインナーコミュニケーションの活性化を目的に、先ずは同本部内に限ったトライアルから利用開始。事務局を中心とした計画的かつ地道な取り組みにより、利用シーンの定着や異なるチーム間のサービス上でのコミュニケーションが加速しました。その結果、ユーザー皆様の高い利用率と継続意向を達成。追加 2 つの本部に利用拡大した後も、先行本部のユースケースやベストプラクティスを適時的かつ効果的にナレッジシェアしながらスムーズなオンボーディングを実施。2023 年現在では、本部を超えた繋がりがますます加速し、プロジェクトのための人探しや募集が始まっておられます。
新設された本部内のインナーコミュニケーションを活性化したい。
事業創造本部 城野公輔 様(以下、城野)
こんにちは、KDDI の城野です。私の所属する事業創造本部は、2021 年に新設された本部であり、KDDI の中で、はじめて Beatrust を導入した本部です。
2022 年度には、組織が拡大したこともあり、インナーコミュニケーションに課題を抱えていました。社内には、連絡先を検索できるツールはありましたが、社員一人ひとりのパーソナリティまでを「見える化」し、コミュニケーションを活性化してくれるような仕組みはありませんでした。
そこで、経歴や職歴といった形式的な情報だけでは理解しきれない、一人ひとりのスキルやパーソナリティを知り、本部内の横のつながりを強化する目的で、2022 年 01 月より Beatrust の導入を開始しました。

事務局の草の根活動が、高い利用率・継続意向に貢献。導入本部の拡大へ。
城野
トライアル中には、オフィスを有効活用する方法などを Beatrust の「Askという機能」で募集しました。業務上の交流の少ない、異なる部門間のメンバーが、Beatrust 上での意見交換をきっかけに交流するようになり、実際にいくつかのアイデアが形になりました。このような仕組み作りの成果もあり、トライアル内での高い利用率と、アンケートでの高い継続意向があったため、事業創造本部での利用継続につながりました。
多くの会社様がお悩みのように、ただツールを導入するだけでは、全ての社員がスムーズに使えるようにはなりません。そこで我々は、導入を推進するための事務局の立ち上げを行い、様々な取り組みを地道に行っています。具体的には、新入社員や異動者向けの定期的な利用説明会の開催や、Beatrust を使うシーンに悩むメンバーへの個別フォロー、研修の際のアイスブレイクといった、相互理解が必要な場面での利用促進に取り組みました。
そのような事務局の草の根活動の成果もあり、全社視点での実行計画を担う経営戦略本部や、社内システムやOAを担務とする情報システム本部にも広がり、本部ごとに分断してしまっていたコミュニケーションを統合する場として、Beatrust の拡大展開を決定しました。

事例作りと社内広報をベースに、“さらなる利用促進施策” を仕掛けていく。
経営戦略本部 長峯花帆 様
我々の本部は、まだ利用を始めたばかりで、試行錯誤しながら活用方法を模索していますが、先行する事業創造本部での活用事例を元に、当本部内でのユニークな利用例を地道に発信したり、メールでの広報活動を行なっています。
Beatrust を使いこなす一つのベストプラクティスは、やはり社員一人ひとりのプロフィール情報の充実にあると思っています。そこで 「社員の人となり」がわかるような、パーソナルな部分に触れるタグ設定を促進するキャンペーンも企画中です。

情報システム本部 西 達大 様。
私の所属する情報システム本部では、Ask 機能を活用し、業務上のお困りごとについて詳しい人に問い合わせ、それに対して、本部間を超えて人や部署を紹介する回答があるなど、課題解決のスピードアップにつながっていると感じます。
また、社内用 PC の改善に向けたインタビュアー募集が Beatrust 上で行われるなど、人探しやプロジェクトのための募集なども徐々に始まっています。
さらにShare機能においては、情報システム本部が持つオフィス系ソフトのアップデート情報やお役立ち情報を共有するなど、広く社内に情報を周知するための広報掲示板のような役割も担ってくれています。

所属本部を超えた人のつながりとコミュニケーションの先に、“新たなイノベーション” を生み出したい。
城野
我々KDDIも、まだ取り組みは道半ばです。ますますBeatrustの利用拡大を通じて、本部を超えた強いつながりを作り、その先に新たなイノベーションの事例を生み出していきたいと思います。




